第２回日本臨床薬理学会近畿地方会

第２回日本臨床薬理学会近畿地方会開催にあたって

第２回臨床薬理学学会近畿地方会を、平成29年６月１０日土曜日に大阪大学吹田キャンパス内銀杏会館で開催させていただくことになりました。今回のテーマは、「近畿一歩前へ！」です。近畿地方には、昔から製薬の道修町を大阪市に有し、人口が多いこともあり、創薬・治験・臨床研究において、全体として力を合わせれば、世界と渡り合えるめぐまれた環境にあると思っております。
今回のシンポジウムでは、近年整備を進めている、臨床研究の支援体制ということに焦点を当てました。まだまだ手探りの部分が多いですが、こういう時こそ、古い形式にとらわれず、いろいろな立場の方が集まって知恵を出し合うことにより、最も良い支援体制を構築していくことが可能なのではないかと考えます。そこで、製薬会社・SMO・医療機関・大学病院を代表する方々にご講演をお願い致しました。今後の近畿地方における支援・連携体制についても議論していただきたいと思っております。また今回は、地方会に参加される多様な職種の方々の要望に少しでも応えるよう、一般口演と教育講演を並行して実施することにしました。さらに特別講演としては、大阪大学大学院医学系研究科核医学講座の畑澤順教授に、「創薬におけるＰＥＴマイクロドーズ試験：成果と問題点」と題した、創薬に関する最先端のお話をうかがいます。
第２回日本臨床薬理学会近畿地方会が、新しい知識を提供する場となり、幅広い意見交換を通して、皆様の職場間にいっそうの活発な連携を生むものとしたいと考えております。「一歩前へ！」進むことを目指して、皆様のご来場を心よりお待ちしております。
　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　平成29年3月吉日
　　　　　　　　　　　　　　
第２回日本臨床薬理学会近畿地方会　会長　
大阪阪大学医学部附属病院　未来医療開発部　山本洋一